だんだん年をとってくると、お腹周り、気になってきませんか?(泣)
実はお腹がぽっこりすることもきちんと理由があって、仕組みと正しい対処法をマスターすれば、お腹ポッコリも解消しやすくなります。
解剖学的に基づいた、お腹ポッコリ解消法。どうぞご覧ください^^
なぜそもそもお腹がぽっこりになるのか?
これは主にお腹を引っ込ませる「腹圧」という力による影響が大きいです。
・腹圧が弱い⇒お腹がポッコリ出る。
・腹圧が強い⇒お腹が引き締まる。お腹がわれる(6パックになれる) |
と思っていただいてもいいくらい、この「腹圧」という力がお腹のポッコリ具合にとても大切なキーワードとなります。
それではこの「腹圧」はそもそも、何のために必要なのでしょうか?そしてなぜ「腹圧」が弱まると、お腹がぽっこりしてしまうのでしょうか?
内臓を適正な位置にキープさせるために欠かせない力「腹圧」
内臓というものは筋肉や脂肪に包まれているのですが、実は「腹圧」という力がないとこの内臓を包む力がなくなってしまい、適正な位置に存在することができなくなってしまいます。
ですので、大なり小なりこの「腹圧」という力がないと内臓の位置などがめちゃくちゃになってしまい、内臓の位置が適正でないと内臓そのものの本来のパフォーマンスや周辺の筋肉などが圧迫され、とにかくめちゃくちゃになってしまいます^^;
そのため、適切に「腹圧」がないと、内臓の位置が本来のちょうどいいポジションからずれてしまい、内臓そのものや周辺の筋肉にも悪影響になるので、地味に大切な力なんですね。
「腹圧」は腹筋の力、特にインナーマッスル「腹横筋」に比例する。
内臓のパフォーマンスなどにも重要な「腹圧」ですが、具体的にこの「腹圧」の力を高めるためにはどうすればいいのでしょうか?
シンプルな話、腹筋を鍛えることが大切です。
ですが、特に重要なポイントがあります。それはインナーマッスル「腹横筋」です。
腹横筋ですが、これは表面からでは触ったり見えたりできないインナーマッスルの一つで、いわゆる表面的なお腹の中にある筋肉です。
この「腹横筋」がなぜ大切かというと、実は内臓をベルトの様に包んでいる筋肉であり、ここが内臓を包み、守っていく上で大切な役割をになっているんですね。
腹圧が弱いと内臓を守れないので、その代わりに脂肪を作って守ろうとする。
「腹横筋」をはじめとする、「腹圧」に必要な筋肉がなく、十分に内臓を守るだけの力が不足するとどうなるのでしょうか?
生命活動をしていくうえで、内臓は欠かせてはならない大切なものです。そのため、生命活動を維持するために内臓を守るため、脂肪をお腹周りにたくさんつけて内臓を守ろうとします。
実はこれこそがポッコリお腹になってしまう、本質的な原因の一つなんです!
脳、肺、生殖器は骨が守り、内臓は筋肉か脂肪で守っている。
実は内臓だけが筋肉や脂肪で守られているのですが、ほかの脳や肺、骨盤のなかにある各生殖器等は頭蓋骨・肋骨・骨盤などの骨で守られています。
これは発生学にもとづく進化の歴史によるもので、人間としての活動をするための肉体へ進化する過程で、内臓周辺に肋骨がなくなって自由に動けるようになった、進化の象徴そのものなんですね。
かなりマニアックな話ですが、腰椎には「肋骨突起」というでっぱりがあります。実はこれ、爬虫類などのはるか昔、腰などの部位も肋骨で包まれていた時代のなごりによるもの、という説もあります。
進化の過程で、腰の肋骨を手放した結果、より自由な動きができる生命体へ進化したんですね^^
内臓をポッコリお腹の脂肪で守るか?「腹圧」を鍛えて筋肉で守るか?
ポッコリお腹のままでいたいのか?それとも引き締まったお腹になりたいのか?
これは要するに、脂肪で内臓を守るか?筋肉で内臓を守るか?という言葉で置き換えることができます^^
いかがでしょうか?
あなたはどちらのお腹になりたいですか?
引き締まったお腹になるために「腹圧」を鍛えよう!
それでは実際に「腹圧」を鍛えるためには、具体的にどうすればいいのでしょうか?
分かりやすく段階的にステップごとにご紹介したいと思います。
「腹圧」の鍛え方 その1「丹田を意識し、丹田を引っ込める」
丹田はおへその数センチ下に当たる場所で、厳密には「おへそと腰椎3番と肛門の中心点」という説もあります。
まぁ、要するに体を支える上での重心となるポイントですね。
お腹の表面に丹田がある訳ではなく、ちょっと引っ込ませた辺りに丹田があり、そこに圧を加えるイメージです。この丹田が活性化すると、不思議と全身の力が活性化していくことが感じられます。
※ただし個人差がありますので、体感がなくてもあまり気にされなくて大丈夫です^^
「腹圧」の鍛え方 その2「お腹を10秒引っ込め続ける」
丹田の場所が分からなくても基本は大丈夫です。とりあえずお腹を引っ込めることがポイントとなります。
そしてお腹を引っ込ませたら、まずは10秒間はお腹を引っ込め続けてみてください。
この引っ込め続ける、という筋持久力がポイントです。
1・2・3・・・10!
いかがでしょうか?
あまりお腹を意識的に引っ込めることに慣れていない方にとって、引っ込めようと2,3秒行うだけだったらまだいいのですが、10秒くらい引っ込め続けようとすると、途中からしんどくなってきませんでしたか?
いわゆる、これが「腹圧」の力であり、インナーマッスル「腹横筋」などによる筋持久力、一定の筋肉動作を行い続ける力になります。
瞬間的に入る力ではなく、こうした持久的な力、同じ状態をキープする力が内臓を正しい位置にキープする力につながっていきます。
「腹圧」の鍛え方 その3「1分以上キープすることになれる。」
まずは10秒を目標にしてチャレンジし、できれば20秒、30秒、そして1分以上引っ込め続けるのに段々慣れていければ上々です。
少しずつ、無理のない範囲で目標タイムを設定し、引っ込め続けられる時間を増やしていきましょう。
「腹圧」の鍛え方 その4「引っ込め続けることを習慣化する」
段々お腹を引っ込めることになれていくと、1分以上はもちろんのこと、起きている時間ずっと引っ込め続けることが当たり前になってきます。
このように、無意識にお腹を引っ込め続けられる様になれば、潜在意識レベルで「腹圧」が習慣化され、自然とお腹が引き締められやすくなっていきます。
ここが重要なポイントですが、お腹を引っ込ませることに慣れて習慣化させることに成功できると、そこまで苦労しなくても勝手に習慣でお腹を引き締めて筋肉を活性化してくれる様になります。
大体、新しい習慣が身につくまでの目安が21日間、約3週間と言われています。
もし「腹圧」を鍛える、お腹を引っ込めることに興味がありピンとくるものがある様でしたら、この21日間を一つの目標に実践して頂ければと思います。
「腹圧」が一定以上身につくと、姿勢がよくなりやすい!
お腹を引っ込ませる「腹圧」ができてくると、自然と姿勢がよくなっていることに気が付くはずです。
なぜなら、「腹圧」で内臓の位置などが正しく適正化されると、それだけ周辺の筋肉への負担もへって筋肉も適正化されるため、重力に対して内臓が下に落ちてくる、いわゆる下垂している状態をプラス化できるようになります。
この様に重力に対抗する力が養われることで、下半身のゆがみから上半身を引っ張る力がなくなり、その分だけ上半身も猫背などのゆがんだ状態になりにくくなります。
つまり、ぽっこりお腹から引き締まったお腹になる、ということは、結果的にいい姿勢にもなりやすくなるんですね!
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いい姿勢はお腹から、「丹田」から作ると言っても過言ではないです。その他の「丹田」情報を知りたい方はこっちもチェック!!