吃音を治療したい。でも、病院の薬には頼りたくない…。
あなたも大人の難発性吃音に悩んで克服法を探しているのではないでしょうか。
吃音の治療はなんとかうまく話そうとすればするほど、ドツボにはまりやすいですよね。
そう、吃音の荒治療は逆効果なのです。
今回は私自身が効果を実感した、大人の難発性吃音が治った克服法をお伝えしていきます。
病院の薬に頼らない吃音治療をぜひチェックしてみてくださいね。
Contents
吃音の治療法をチェック!病院の薬を頼らず話し方を改善する大人の難発が治った克服法
吃音治療を始めたいけれど、どのような治療法がベストなのか悩んでしまいますよね。
吃音は病気だから、病院に行くべき?と私も初めはそう思っていました。
でも、実は吃音になる原因は未だハッキリしておらず、吃音を診断できる病院ってあまりないんですよ。
実際、吃音の診断基準は、
- 繰り返し発音してしまうか
- 言葉を途切れ途切れに話すか
- 母音と子音の発音の長さ
などから診断されます。
しかし、「吃音は気持ちの問題だから。」「精神が安定する薬を飲んで様子をみましょう。」など合わない薬を出されることもしばしば。
そもそも、上記の診断方法でさえ吃音を明確に診断できるとは言い切れないのです。
なぜなら、吃音は波があるものですし、その時に難発やどもりなどが出るとは限らないから。
病院で吃音治療とは関係のない薬をもらってきて、その薬の副作用につらい思いをするなんて、もうこりごり。
私は、そんな頼りにならない病院よりも、もっと根本的な吃音の治療が大切だと感じたんです。
そこで、私が実践した大人の難発性吃音が治った克服法は、以下の通りです。
- 吃音の言葉が詰まる・どもる症状を抑えた話し方のトレーニング
- 吃音の症状が出たときに、よりラクに言葉が詰まる・どもる練習
ベースとして、この2つの克服法を実践することで大人の難発性吃音が治ったということです。
では、具体的にこれらの克服法をお伝えしますので、チェックしてみてくださいね。
吃音治療①言葉が詰まる・どもるを抑える話し方トレーニングで大人の難発克服
吃音治療の第一歩として、その特徴的な症状を克服することが必須だと思います。
つまり、吃音の言葉が詰まる・どもるといった症状が出にくいテクニックを、自分の話し方に取り入れていくということ。
吃音治療で欠かせないのは、まず吃音が出やすい話し方をしている、ということを自覚することです。
なぜなら、今の話し方の問題を克服していくことが、うまく話せない不安感も取り払ってくれるからなんですよね。
結果的に、それが大人の難発性吃音の克服にもつながります。
ではさっそく、その方法をチェックしてみましょう。
- 話している間は、深呼吸することを意識する。特に、話し始める前はしっかりと息を吸って、息を吐きながら声を出すことをチェック。
- 話すときは、ゆっくり話すこと。常に早口になっていないかをチェック。
- 発声しやすい話し方を意識する。歌を歌うような声の出し方だと難発が出にくい。
- 長い言葉はどもりやすい。途中で区切って、一度息を吸い直すようにする。
実際の会話のなかで、このような点を意識しながら話すようにします。
もちろん、これを一度チェックしただけで克服できるわけではありません。
吃音治療は、知識ではなく実践あるのみです。
つまり、克服法をただ知っているだけでは意味がないんですね。
意識しなくてもできるようになるまで何度も実践していくことが大切。
具体的な実践方法としては、難発など吃音の症状を理解してくれている親しい相手との会話から実践していくこと。
それに、初めはいきなり長い文を話そうとしないことも大切です。
吃音治療②よりラクに、言葉が詰まる・どもる練習で大人の難発克服
吃音治療としては、言葉が詰まることやどもることは厳禁だと勝手に思ってしまっていませんか?
残念ながら、その考え方では大人の難発性吃音を克服することはできないんです。
吃音は言葉が詰まらないように、どもらないようにと必死で話すので、話すときにとても苦しい。
そう思うのは私だけではないと思います。
チェックしたいのは、
- 言葉が詰まらないように頑張っていたのに詰まった
- どもらないようにしていたのにどもった
というところなんですね。
気づいていただきたいのは、むしろ、
- 言葉が詰まってもいいと思って詰まる
- どもってもいいと思ってどもる
これらの時は、あまりつらくないということなんです。
これは、心理的にもとても大きなメリットがあるんですよ。
やはり、吃音が出てしまった時というのは「失敗した!」という感覚が強いもの。
例えて言うなら、吃音の症状が出ないようにと思って話しているのは綱渡りの状態。
実際に吃音の症状が出てしまうのは、綱から真っ逆さまに落ちてしまった状態ですよね。
そういったときのストレスやトラウマ感は、吃音の人にとって大きなダメージです。
しかし、自ら「どもってもいいや。どもりそうになったら、自分からどもってみよう。」と思っていると、とてもラクに話せるということ。
また、実際にどもっても想定内なので、パニックになったり後味の悪さもだいぶラクになります。
病院の薬に頼らず、大人の難発克服・吃音治療をしたいなら、ぜひチェックしてみてくださいね。
吃音の治療法をチェック!どもりやすい原因を潰していく大人の難発が治った克服法
吃音治療として、話し方の改善とともにチェックしたいこと。
それは、どもりやすい原因を潰すことで大人の難発性吃音を克服する方法です。
もちろん、どもりやすい原因は色々あります。
その中でも、ここでは大人の難発性吃音に影響しやすい吃音のストレスとうまく付き合う方法をチェックしていきたいと思います。
そもそも、大人の難発性吃音って以下のようなストレスを感じやすいと思いませんか?
- うまく話せるか、言葉に詰まらないか、どもらないか不安
- 吃音が出たときに、周りにどう思われるか不安
- 思ったとおりに話せない自分への苛立ち
このようなストレスが非常に大きいです。
また、実際に、これらのストレスが悪さをして更に吃音が悪化することもあります。
つまり、吃音のストレスによって、吃音が悪化してしまうということですね。
意外かもしれませんが、これらのストレス影響を受けないようにしていくことは、吃音治療にとって大切です。
言ってしまえば、吃音治療の上での障害を取り除いていくイメージ。
それに、あなた自身も徐々に心の余裕を持って話せるようになります。
そのために重要なのは「一旦、吃音であることを受け入れてしまうこと」。
吃音治療をしたいのに、吃音であることを受け入れるなんて…。
そう思われるかもしれません。
でも、先にお伝えした「どもらないようにするのではなく、自らどもる」とラクになるのと同じなんです。
吃音によるストレスを感じそうな場面では、「吃音だからしょうがないな」と一旦受け止めてみてください。
人間は、腑に落ちない・認めたくないときにストレスを感じます。
でも、そのストレスってあなたの体にとって悪でしかありません。
むしろ、吃音を悪化させてしまいますよね。
だから、吃音の症状が出ても「吃音だから仕方ないな」と一旦、受けとめてみましょう。
難しい場合は、周りの人に吃音であることをカミングアウトしてみるのも一つの手です。
カミングアウトが嫌だと感じているのは、残念ですが、まだ吃音を受け止められていない証拠なんですね。
意外かもしれませんが、実際にカミングアウトすることで、吃音の症状が出ても周りの人は理解してくれます。
これは、吃音のストレスを減らす方法として、とても効果的。
吃音の治療をしたいと意気込んでいる人にとっては遠回りに感じるかもしれません。
でも、急がば回れで大人の難発性吃音の克服にはとても重要です。
ぜひこれらの方法をチェックしておいてくださいね。
吃音の治療法をチェック!大人の難発が治った克服法まとめ
吃音治療のために効果的な克服法をお伝えしてきました。
大人の難発は理解されにくいですし、孤独につらさに耐えることも多いと思います。
ですが、もし吃音の症状が出てしまっても、あまり自分を責める必要はありません。
疲れていたのかもしれないし、あまり思い詰めないことが克服への近道です。
また、吃音治療には他にも色々な方法があります。
吃音の症状は難発以外にもたくさんありますし、あなた自身にあった方法を試していくことも大切ですよ。